山の上の社殿に天神様がお祀りされており、会所が油小路通にあるので油天神山の名で呼ばれています。社殿の前に朱塗りの鳥居が立っています。
油天神山の山鉾町(所在地)
京都市下京区油小路通綾小路下る風早町
古くから町内(風早町(かざはやちょう))に祀られていた天神を勧請(かんじょう)して作られた山で、油小路綾小路下るにあるところから「油天神山(あぶらてんじんやま)」とも、また勧請の日がちょうど丑(うし)の日にあたっていたので「牛天神山(うしてんじんやま)」とも呼ばれるという。山は正面に朱の鳥居を立て朱塗りの社殿にはもと風早家(かざはやけ)に伝来し後に町内の祠(ほこら)に祀っていた天神像を安置する。社殿の両脇、隋身(ずいしん)の板絵は狩野益信(かのうえきしん、江戸中期)の筆と伝える。真木(しんぎ)の松の他に紅梅の枝をはなやかに立て鈴をつけている。水引(みずひき)は龍鳳凰文の刺繍、前掛(まえかけ)、胴掛(どうかけ)はいずれも雲竜文の繻子地錦(しゅすじのにしき)、見送(みおくり)は有名な毛綴(タペストリ)の宮廷宴遊図である。京都市
上は油天神山の山鉾町に掲示されている駒札の文を書き写しています。
山鉾巡行だけが祇園祭ではありません。7月末までの間に八坂神社にて数々の祭事が催行されます。