常林寺、萩の寺(京都市左京区出町柳)

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萩の寺 常林寺(じょうりんじ)

京都の桜の写真は京都の桜写真集でご覧ください。

常林寺(じょうりんじ)

常林寺の宗派 浄土宗
常林寺の所在地
 京都市左京区川端今出川上る東側
 (賀茂大橋東詰めの交番を北へすぐ)
常林寺の拝観 無料
常林寺の拝観時間 午前9時より午後4時
常林寺への公共交通機関
 京阪電車、叡山電鉄「出町柳」下車、南へ約3分東側
 市バス、京都バス「出町柳駅前」下車すぐ
 (京都駅前から市バス5系統に乗車)

常林寺(じょうりんじ)の由緒

 北山山域から流れて下った高野川と鴨川の二つの川が合流する東側の、京阪電車と叡山電車のターミナルで賑わう出町柳に京都随一の萩の名所があります。

 川端通東側の山門から少し見下ろす位置のそれほど広くはない境内が萩の海となります。今の川端通が水害毎に上流から流れてきた川砂などで徐々に高くなったのに比べ、常林寺の山門から十段足らずの階段を下りた境内の土地の高さが300余年前の本堂が建立された頃のまま残されています。常林寺の境内はどこを掘っても砂地で、これが萩の生育に適しているのだと聞きます。毎年9月の敬老の日に萩供養が催されます。

 山門脇の由緒書によると、常林寺は浄土宗・光明山摂取院常林寺と号する寺院で、天正元年(1573)に念仏専修僧魯道(ろどう)和尚によって開創されたのが寺の始まりです。火災による焼損の後に今の地に現本堂が元禄11年(1698)に建立されました。
境内にある世継子育地蔵尊は門前の若狭街道を通る人々の信仰を集めました。

 若い頃の勝海舟が海軍伝習生として長崎や神戸に赴く時この常林寺を京都での常宿にしていたことはよく知られていて、子母沢寛の長編小説「勝海舟」にも常林寺が登場するそうです。

7月17日と24日に巡行する山鉾33基の写真は
京都祇園祭山鉾巡行33基写真集でご覧ください。

常林寺門

京都観光ガイド上常林寺

京都観光ガイド下常林寺