由 緒
東寺五重塔(国宝、江戸時代)
新幹線が京都駅に近づくと先ず眼に飛び込む京都の景観が東寺の五重塔です。
高さが約五十五メートルで京都市に四本ある五重塔では最高の高さです。
教王護国寺(東寺)の五重塔は元慶七年(883)頃に創建されたものを、五度もの焼失の後に寛永二十一年(1644)に徳川家光の寄進により再建したものです。
高さが現存する古い五重塔では日本一の五十五メートルもあり、三間四方、本瓦葺きの構造です。
塔自体を本尊とし、空海が唐より持ち帰った仏舎利が中心柱の下に納められています。しかし空海存命中には塔の完成が間に合わず、弘法大師入定の五十年後の元慶七年(883)頃に創建されました。
初層の内部には四天柱に曼陀羅諸尊が描かれ、その中心には大日如来が安置されています。
東寺の五重塔を飾る不二桜の大きな写真は東寺の不二桜をクリックしてください。
東寺へのバスと電車
●市バス「東寺東門前」下車すぐ
(京都駅前から市バス42系統乗車)
●近鉄「東寺」駅下車、西へ徒歩約7分
京都駅から東寺への歩き方
●京都駅八条口(新幹線側)から八条通を西へ15分ほど歩くと左側(南側)に北総門があります。