下鴨神社(しもがもじんじゃ)
一般に下鴨神社で親しまれていますが正式名は「賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)」で、上賀茂神社と同様に世界文化遺産に指定されています。
京都の北部山地から流れ下りる鴨川と高野川が合流する三角地帯の糺の森(ただすのもり)に平安京以前の太古の昔から鎮座する、この辺りを占有していた賀茂氏が創祀したわが国最古の神社の一つです。
賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)と玉依姫命(たまよりひめのみこと)を祭神としてお祀りされています。境内の最奥(北)部に鎮座する西殿と東殿からなる本殿は国宝に指定されています。
糺の森は3~4千年前の山背原野の植生がそのまま現存しているといわれ、樹齢1000年を越える老木が生い茂る中に小川が流れています。糺の森(ただすのもり)を分けるように参道が南北にまっすぐに延びています。5月15日の葵祭の日、御所を出発した雅な平安装束の行列は糺の森の緑の中を進みます。
本殿の東側に御手洗(みたらし)池があり、毎年7月土用の丑の日に御手洗祭(みたらしさい)が行われます。池の東に鎮座する水の神の井上社(通称御手洗社)の祭礼で、この池に足をつけて無病息災を祈願する「足つけ神事」に多くの人が訪れます。
楼門の南西にある縁結びの神「相生社(あいおいのやしろ)」は若い男女の参拝でいつも賑わっています。
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下鴨神社の所在地 京都市左京区下鴨泉川町59
下鴨神社への公共交通機関
京阪電車・叡山電車「出町柳」駅より徒歩約10分
市バス「下鴨神社前」又は「糺の森」下車、徒歩数分
(京都駅前より市バス205番に乗車)