御香宮神社
(ごこうのみやじんじゃ)
主祭神に神功皇后をお祀りする御香宮神社の創建は9世紀中頃と説明されていますが、今に見られる本殿は慶長10年(1605)の建立で、国の重要文化財に指定されています。精緻な彫刻が施された極彩色は近年に再現されたものです。拝殿の唐破風の下や蟇股の彫刻にも鮮やかな極彩色が見られます。
表門は伏見城から移築したもので、こちらも国の重要文化財指定されています。蟇股の彫刻などに桃山時代の建築様式が忍ばれます。豊臣秀吉は御香宮神社を伏見城の守り神としていました。
表門、本殿のほかにも「金熨斗付太刀(きんのしつきたち)」が重要文化財に指定されており、東京国立博物館に寄託保存されています。
御香宮神社の境内に環境省名水百選に認定されている「伏見の御香水」が湧き出ています。平安時代初期の貞観4年(862年)にここに病気平癒にも効力があり、香りの良い泉が湧き出たので、清和天皇から「御香宮」の名を賜ったと伝えられます。それまでは「御諸神社(みもろじんじゃ)」と謂われていたそうです。名水の多い伏見でも特に評判が良く水を汲みに来る人で列ができることもあります。
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御香宮神社のご祭神
神功皇后(主祭神)、仲哀天皇、他7柱
御香宮神社の場所
京都市伏見区御香宮門前町
御香宮神社への電車
近鉄電車「桃山御陵前」駅下車、徒歩約3分
京阪電車「伏見桃山」駅下車、