大豊神社の梅と桜、京都の哲学の道

大豊神社の梅と桜

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大豊神社(おおとよじんじゃ)
 大豊神社本殿の南側で3月下旬から4月の初め頃に満開を迎える遅咲きの梅は、京都で最も大きい枝垂梅と言われています。樹齢は250年から300年で、東側の山肌に密着するように植わっているので陽が当たる時間が少なく、それが開花が遅い原因となっていると聞いています。
 本殿を飾るように白い花が咲く枝垂桜は樹令40余年で、円山公園の桜の4代目と説明されています。

 哲学の道から大豊橋を渡って東へ約150メートルほど歩くと大豊神社があります。かっては社殿の背後の椿ヶ峰に椿峰山天神(ちんぽうさんてんじん)と呼ばれて祀られていましたが、平安時代中期の寛仁年間(1017~1021)に今の地に移されたと説明されています。本殿には少彦名命、菅原道真公、応神天皇の三祭神がお祀りされています。

 末社の大国社の二匹の狛ねずみが人気を集めています。大国社の御祭神の大国主命を鼠が救ったという古事記の神話に基づくものです。日吉社には狛猿、愛宕社には狛鳶(とび)が見られます。本殿の前の鳥居の左右と参道には立派な狛犬が、本殿横の稲荷社には狛狐がいます。

 哲学の道の近くの大豊神社大国社の二匹の狛ねずみの写真は大豊神社をクリックするとご覧いただけます。哲学の道を散歩しましょう。

大豊神社の場所
 
京都市左京区鹿ヶ谷宮ノ前町1
大豊神社への公共交通機関
 市バス「宮ノ前町」バス停から徒歩約5分(京都駅前から市バス100系統に乗車)
大豊神社への歩き方
 哲学の道の南端から北へ10分ほど歩くと大豊神社への案内板と大豊橋があります。
大豊橋を渡って東へ数分歩くと大豊神社の鳥居があります。
大豊神社の参拝 境内自由