由 緒
大講堂(だいこうどう)
大講堂は昭和31年(1956)に焼失しました。現在に見られる大講堂は昭和38年(1963)に山麓坂本にあった讃仏堂(さんぶつどう)を解体してこちらに移送し再建したものです。
大講堂のご本尊は胎蔵界の大日如来で、右脇の十一面観音菩薩、左脇の弥勒菩薩の三尊がお祀りされています。
5月には石楠花が、11月には紅葉が大講堂を飾ります。
大講堂【重文】
天台座主第一世義真和尚の建立によるもので、僧侶が学問研鑽のため論議する道場です。
ことに、慈恵大師が始修され、四年目ごとに行われる比叡山の古儀「法華大会広学竪義」は、一人前の天台僧となる為の重要な儀式、階梯として現在につづいています。
現在の建物は、昭和三十一年の旧堂焼失後、山麓坂本にあったものを移築したもので、堂内には叡山で研修された各宗派の御開山の尊像が安置されています。
▲上は大講堂の前に掲示されている説明板(下の写真)の文を書き写したものです。
別頁の比叡山延暦寺の紅葉の写真もご覧ください。
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