西塔 転法輪堂(釈迦堂)
転法輪堂は西塔の本堂で、伝教大師自作の釈迦如来像が安置されているので釈迦堂と呼ばれています。
転法輪堂は秀吉の命により、三井寺圓城寺(天台宗寺門派総本山)の金堂(弥勒堂)を移築したものです。
比叡山延暦寺の現存する堂宇で最も古い建物で、桁行(けたゆき)七間の大きなお堂です。
由 緒
転法輪堂(釈迦堂)【重文】
転法輪堂は現在の西塔の中心をなす大堂で、ご本尊釈迦如来を祀ることから、釈迦堂の名で親しまれています。
延暦寺に現存する最古のお堂で、元は大津の園城寺(三井寺)の金堂であったものを豊臣秀吉の命により、文禄四年(一五九六)に山上に移築したもので、造営年代は園城寺の記録から南北朝の貞和三年(一三四七)と認められます。
細部様式もその頃をよく表しており、根本中堂と同じく天台様式の典型で、内陣は土間中央に本尊を安置する宮殿を壇の上に設けています。
上は転法輪堂に掲示されている駒札説明板(下の写真)の文を再録しています。
別サイトの比叡山延暦寺の紅葉は延暦寺の紅葉の大きな写真が見られます。
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