根本如法塔
(こんぽんにょほうとう)
自然積みの石段を登った所に見られる塔は大正14年(1925)に再建されたものです。
慈覚大師が書写した仏教の経典を塔中に安置しています。
如法とは「仏の道理にかなっていること。」「仏の教えどうりであること。」の意味があります。
根本如法塔は慈覚大師が根本杉のほこらの中で如法写経を始めたことに由来します。
慈覚大師円仁が大病を患った40歳の頃に入定生活を送り、その時期に書き写した法華経を小塔を建てて安置したのがこの塔の始まりです。
由 緒
第六番 根本如法塔
横川中堂の西、杉木立の間に朱塗りの如法塔が隠見する姿は美しい。
本尊は釋迦、多寶の二仏で慈覚大師が天長年間(八二四~八三二)に四種三昧を行った石墨草筆を以て如法写経をせられた所である。現在の塔は大正十四年(一九二五)篤信者 山口玄洞氏の寄進で建てられたもの、塔前の小祠は
法華経守護の三十番神を祀っている。
上は根本如法塔の前に掲示されている駒札説明板(下の写真)の文を再録しています。
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