法華総持院東塔
(ほっけそうじんとうとう)

 法華総持院東塔は定観4年(862)に慈覚大師円仁が創建したもので、中国の長安青龍寺の鎮国道場の形態を模して建てられ、胎蔵界の五仏を本尊として安置し、天台密教の根本道場としました。

 この塔は元亀2年(1571)の織田信長による焼き討ちで灰燼と化し、その後再建されませんでしたが、昭和55年(1980)に約400年振りに再建され、赤い塔の雄大な美しい姿が見られます。春の枝垂桜や秋の紅葉が彩りを添えています。

 木造桧造りの重層多宝塔で約30メートルの高さがあります。

 別サイトに比叡山延暦寺の紅葉の大きな写真の頁を作りました。ご覧ください。