椿 堂

 西塔の拝観受付の前の坂道を下った所の西塔南谷に杉木立に囲まれて小さなお堂が建っています。

 椿堂の傍には鐘楼と大きな椿の木があります。椿は年毎の花時に大小の椿が美しい花を咲かせます。

椿 堂

 御本尊千手観世音菩薩を安置す
 昔聖徳太子帝良の郷にみ幸し給ふに艮岳(こんがく)に宝塔を現するを見給い尋ねてこの山に登り給ふ時堂を建て椿の御杖を堂の傍に立て給ふ この杖 枝葉繁茂す故に椿堂といふ
上は椿堂の前の柱に掲示されている由緒板(下右の写真)の文をそのまま再録しています。

椿 堂

 昔、聖徳太子が比叡山に登られた時に使われた椿の杖を此の地にさして置かれたところ、その椿が芽を出して大きく育ったという因縁から、此のお堂が椿堂と名づけられました。
 お堂の傍に、それに因んだ椿の大木があります。
 御本尊は千住観世菩薩をお祀りしています。
上は椿堂の前に掲示されている駒札説明板(下左の写真)の文をそのまま再録しています。

 別サイトの比叡山延暦寺の紅葉の頁は紅葉とお堂の大きな写真集です。ご覧ください。

 
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