平野神社の鎮座地 京都市北区平野宮本町1
平野神社の参拝 境内参拝自由
平野神社への公共交通機関
西大路通を走る市バス「衣笠校前」下車、徒歩すぐ
(京都駅眼から50又は205系統に乗車)
由 緒
平野神社(ひらのじんじゃ)
平安遷都の際に桓武天皇によって奈良の平城京からこの地に移された1200年以上の歴史を持つ神社です。平安時代中期には、伊勢神宮、上賀茂神社、下鴨神社、石清水八幡宮、松尾大社に次ぐ名社として位置づけられていました。
境内には約400本、数十種の桜が植えられていて、3月中旬に咲く桃桜、つづいて神門の脇で咲き始める魁桜(さきがけざくら)から4月の20日頃まで1箇月もの間にわたって桜の花を楽しめます。これらの桜には各公家から奉納された桜も多く今に伝えられています。
境内の桜が見事に咲き揃う4月10日には桜祭が行われ多くの人で賑わいます。これは寛和(かんな)元年(985)4月10日に花山天皇が桜をお手植えされたことに由来します。
平野神社は歴代の朝廷の崇敬も深く、源氏、平氏の氏神としても崇められていました。御祭神には今木神(いまきのかみ)、久度神(くどのかみ)、古開神(ふるあきのかみ)、比賣神(ひめのかみ)の四柱をお祀りされています。
本殿は「平野造」又は「比翼春日造(ひよくかすがづくり)」と呼ばれているもので、春日造の四殿を並べて二殿ずつが「合の間」で連結される構造となっています。これは400年近く前の寛永年間(1624〜1644)に建築されたもので国の重要文化財に指定されています。
薬医門形式の南門は慶安4年(1651)に御所の門を移築したもので、境内の東側に建てられていたものを昭和18年(1943)に現在の場所(さくら苑の南側)に移されました。
別サイトの平野神社の写真もご覧ください。