由 緒
佛光寺(ぶっこうじ)
4月始めに佛光寺の大師堂と阿弥陀堂の前で3本の紅枝垂桜が濃い色の花を咲かせます。佛光寺は都心に近くビジネス街もあり、昼休みに境内でお弁当を広げて簡易花見をしゃれこむオフィスレディーの姿も見られます。この3本は秩父宮、高松宮、三笠宮が昭和47年(1972)にお手植された由緒ある桜の木です。下の写真の大師堂(御影堂)は明治17年(1884年)に再建されたもので、この大きな木造建築は正面が27メートル、側面が33メートルもあるそうです。阿弥陀堂(左)は明治37年に再建され、正面が16メートル、側面が21メートルと大師堂よりは小さくなっています。阿弥陀堂(左)と大師堂(右)が並ぶのは本願寺などと同じ伽藍形式で真宗特有のものです。
佛光寺は親鸞聖人が越後流罪から赦免された翌年の建暦2年(1212)に山科に草庵を結ばれたのがはじまりです。その後の真宗の教化活動の様々な苦難や変遷を経て元応2年(1320)に寺基を京都の洛東に移しましたが、豊臣秀吉がその地に方広寺大仏殿を造営するために400余年前の天正14年(1586)に今の地に移されました。重要文化財として木造聖徳太子立像と紙本着色一流相承系図を所蔵しています。
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佛光寺の宗派 真宗仏光寺派本山
佛光寺の拝観 境内拝観自由(午前9時〜午後4時)
佛光寺の所在地
京都市下京区高倉通仏光寺下ル新開町397
佛光寺への電車とバス
市営地下鉄「四条駅」下車、南東へ徒歩約8分
阪急京都線「烏丸駅」下車、南東へ徒歩約8分
市バス「四条烏丸」下車、南東へ徒歩約8分
市バス「烏丸松原」下車、北東へ徒歩数分