北野天満宮の境内に鎮座する地主神社(じぬしじんじゃ)は北野天満宮が創建される前からこの地にあった神社で、北野天満宮第一の摂社で北野天満宮の本殿と拝殿が楼門から左奥に建っているのに対し、この地主神社は楼門から直線に進んだ所に建っています。今に見られる地主神社の社殿は豊臣秀頼公により造営された歴史あるものです。
春3月には地主神社の前にきれいな紅梅が咲き、11月末頃には大きな公孫樹が見事に色づきます。
清水寺鎮守社で恋占いの石で人気を集める 地主神社(じしゅじんじゃ)ではありませんのでお間違いなく。
祭神 天神地祇(てんじんちぎ)
(相殿)敦実親王(あつみしんのう)
斎世親王(ときよしんのう)
源英明朝臣(みなもとひであきらあそん)
神徳 招福・交通安全・諸願成就
例祭日 四月十六日
当宮は、「続(しょく)日本後記」に「承和(じょうわ)三年(八三六年 菅公ご生誕の九年前)二月一日、遣唐使のために天神地祇(てんじんちぎ)を北野に祭る」と記録されている通り、天満宮創建以前よりこの地に鎮座していた神社である。
主祭神の天神地祇(てんじんちぎ)とは、日本国内六十余国に祭られたすべての神々のことであり、ともに祭られる三人の皇子はいずれも道真公のご血縁など、特に公とゆかりの深い方々である。現社殿は豊臣秀頼公の造営になり、由緒・規模とも天満宮第一の摂社である。
上の文は右の写真下の駒札由緒板を書き写したものです。
▲春3月の朱色の地主神社と紅梅の花
▲赤い社殿が地主神社、左の建物は北野天満宮の国宝の本殿です。
▲北野天満宮が創建される前からこの地にあった地主神社
▲北野天満宮摂社の地主神社に掲示されている駒札説明板。