青蓮院(しょうれんいん)

青蓮院の拝観時間
午前9時より午後4時半(受付終了)
青蓮院の拝観料 500円
青蓮院の宗派 天台宗
青蓮院の所在地
京都市東山区粟田口三条坊町69-1
青蓮院門跡への電車、バス
地下鉄東西線「東山」下車、徒歩約10分
市バス三条通の「神宮道」下車、南へ徒歩約5分
 (京都駅前から市バス5系統に乗車)

青蓮院の由緒

青蓮院(しょうれんいん)

 紅葉が緑に映える庭を歩くと、相阿弥の庭、霧島の庭、大森有斐の庭と続きます。華頂殿や宸殿が建つ寺域は優雅で品格のある雰囲気で、境内全体が国の史跡名勝に指定されています。

 青蓮院は三千院、妙法院とともに天台三門跡寺院の一つに数えられる格式と歴史を誇る門跡寺院です。比叡山の東塔南谷に最澄(伝教大師)が建てた僧房「青蓮坊(しょうれんぼう)」が青蓮院の始まりとされています。

 平安時代末期に今の地に移り、代々皇族や摂関家が門主を務める門跡寺院となりました。粟田御所(あわたごしょ)とも呼ばれるのは、江戸時代1788年の天明の大火の際に青蓮院が後桜町上皇の仮の御所となったことに由来しています。

 東山の粟田山(あわたやま)の山裾の地形を巧みに利用して設計された池泉回遊式庭園は龍心池(りゅうしんち)を中心に、小堀遠州(こぼりえんしゅう)の作と伝えられる霧島の庭と相阿弥(そうあみ)作の主庭で構成され、初夏には池を囲むツツジがことのほか美しく、秋には優美な緑と赤のコントラストが視界に広がります。「青不動」の名前で知られる国宝の「不動明王二童子画像」などの多数の美術品、文化財を所蔵しています。

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