知恩院の宗派 浄土宗総本山
知恩院の所在地 京都市東山区林下町400
知恩院の拝観 境内自由(但し、庭園拝観は有料)
知恩院の拝観時間 午前9時より午後4時
知恩院への公共交通機関
京都市バス「知恩院前」下車、東へ徒歩約5分
知恩院(ちおんいん)の由緒
法然上人を開基とする浄土宗の総本山で、東山の山麓を境内地とする大寺院です。比叡山から下りた法然上人が草庵を結び、はじめて浄土教を布教し入滅したこの地に知恩院は建っています。創建は法然上人死後の文暦元年(1234)で華頂山知恩教院大谷寺と号したのが始まりです。応仁の乱の兵火を逃れる為に近江に移転したこともありますが、その後に徳川家康から広大な寺地の寄進を受けて寺観が整えられました。
国宝に指定されている三門は境内の経藏とともに元和7年(1621年)に徳川二代将軍の徳川秀忠により建立されたもので、昭和から平成にかけて大修理が行われました。三門の上に掲げられている扁額には「華頂山」と書かれています。これは霊元天皇の宸筆といわれています(霊元天皇−112代天皇、在位は寛文3年(1663)〜貞保4年(1687))。木造の門としては世界最大規模の大きさで左右50m、高さ24m、屋根に乗っている瓦の数は約7万枚もあります。(奈良東大寺の大仏殿は左右57m、高さ46.1mもあります。)楼上には釈迦牟尼仏が安置されていて、極彩色の飛龍や天女の絵が壁や天井に描かれています。
本堂は国宝に、大方丈、小方丈は重要文化財に指定され、いずれも寛永16〜18年(1639〜1641)に建立されたいます。他にも多くの国宝、重要文化財などの宝物を所蔵しています。
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