高山寺の所在地 京都市右京区梅ヶ畑栂尾町8
高山寺の拝観料
境内自由(但し10月中旬〜12月上旬は400円)
国宝石水院の拝観
通年600円、朝8時半より夕5時まで
高山寺へのバス
京都駅より栂ノ尾までバス運賃500円
京都駅前よりJRバスにて約1時間乗車
「栂ノ尾」下車、徒歩すぐ
高山寺(こうざんじ)の由緒
国宝や重要文化財に溢れた栂尾山(とがのおさん)高山寺は、平成6年(1994)に世界文化遺産に登録された真言宗の寺で、釈迦如来を本尊としています。高山寺の歴史は古く、奈良時代終わり頃の宝亀(ほうき)5年(774)に光仁(こうにん)天皇の勅願によって開創されたのが最初です。
国の史跡に指定されている広い境内には、木々に囲まれて国宝の石水院や明恵上人座像(重要文化財)がお祀りされている開山堂、釈迦如来を本尊とする金堂などが建ち並んでいます。鎌倉時代の初め頃に建てられた石水院には有名な国宝の「鳥獣人物戯画(ちょうじゅうじんぶつぎが)」のレプリカが展示されています。石水院の南の縁側からは清滝川の谷を埋める赤や黄の紅葉と向山の赤松の緑が美しく眺められます。
高雄地区にある三つの寺の中では高山寺だけが境内の紅葉が色づくのが遅く、神護寺に比べて一週間から十日程も遅いようです。高山寺の境内には鎌倉時代初期に明恵上人が栄西禅師から贈られた茶種を植えたといわれる茶園があり、お茶が全国に広まったのはこの茶園が基となったようです。毎年秋にはその年に獲れた新しい宇治茶が明恵上人の廟前(びょうぜん)に献上されています。
別ページの高山寺の紅葉の写真もご覧ください。
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