勧修寺の宗派 真言宗山階派大本山
所在地 京都市山科区勧修寺仁王堂町27-6
拝観料 400円
拝観時間 午前9時〜午後4時
勧修寺への公共交通機関
市営地下鉄東西線「小野」駅下車、西へ徒歩約7分
京阪バス「勧修寺」下車、すぐ
(山科駅前より京阪バス29系統に乗車)
勧修寺(かじゅうじ)の由緒
勧修寺は平安の美を今に伝える由緒ある古刹です。春は梅や桜、初夏から夏にかけて氷室池の睡蓮(すいれん)、花菖蒲、蓮など、秋には紅葉も美しく彩り、千年の歴史を今に伝える美しい寺院です。平安時代の作庭と伝えられる氷室池(ひむろいけ)を囲む優美な池泉回遊式(ちせんかいゆうしき)庭園は、昭和に建てられた観音堂が美しさを引き立てています。
真言宗山階(やましな)派大本山の勧修寺は、醍醐(だいご)天皇の母・藤原胤子(いんし)を弔(とむら)うために平安中期に創建され、その後法親王(ほうしんのう)が入寺する格式高い門跡寺院として栄えました。兵火で焼失したこともありましたが、皇室や徳川家の援助で再興されています。霊元(れいげん)天皇より仮内侍所(ないしどころ)を賜った書院が重要文化財に指定されています。本尊の千手観音像は本堂にお祀りされています。
下の写真の宸殿は元禄10年(1697)に明正天皇の御殿を下賜されたもので、江戸時代初期の御所の端正な外観の建物です。書院前に置かれている「勧修寺型燈籠」は大きく曲線を描く傘が美しく水戸光圀公寄進といわれ、この雪見燈籠を囲むように茂っている葉は樹齢750年以上のひのき科のハイビャクシンで、京都市の巨樹銘木の一つに数えられてます。
別ページの勧修寺の桜の写真もご覧ください。