毘沙門堂(びしゃもんどう)

毘沙門堂の宗派 天台宗
毘沙門堂の拝観料 境内自由
宸殿・庭拝観 500円 毘沙門堂の拝観時間
朝8時半より夕5時(冬12月~2月は夕4時半まで)
毘沙門堂への公共交通機関
JR琵琶湖線「山科」下車、北へ徒歩約15分
市営地下鉄「山科」下車、北へ徒歩約15分
京阪電車京津線「京阪山科」下車、徒歩約15分

毘沙門堂の由緒

毘沙門堂(びしゃもんどう)

 4月初の毘沙門堂の境内は華やかな桜の花に包まれます。宸殿の前には白い花の「毘沙門しだれ」が150年以上の春毎に咲き続けています。秋は紅葉が赤く色づき山裾に寺域を広げる門跡寺院は四季それぞれに美しい古刹です。 11月には「もみじまつり」が催されます。

 毘沙門堂のご本尊は、延暦寺根本中堂の本尊を刻んだ時の余材で彫られたという毘沙門天で、京都七福神の一つに数えられています。毘沙門天は寅の日が縁日とされており、新年最初の寅の日の初寅会には多くの参拝者が訪れます。

 毘沙門堂の創建は古く大宝3年(703)に今の相国寺の近くに建立されたとされています。その後の幾度もの戦乱に遭遇し退廃しましたが、江戸時代の初めに今の地に再興されました。

 毘沙門さんや桜、紅葉で庶民に親しまれるお寺ですが、天台宗五箇室門跡の一つという高い寺格を誇る寺院でもあります。寺域の西側に建つ宸殿は後西天皇の旧殿を移築したもので、狩野主信が天井に描いた龍の絵は見る位置によって見え方が変わるそうです。宸殿には狩野探幽の養子、狩野益信による障壁画が美しく彩られています。「晩翠園」庭園も有料で拝観できます。

 毘沙門堂は春の桜も秋の紅葉もきれいです。別サイトに新しく作った紅葉の毘沙門堂と桜の毘沙門堂のページをご覧ください。