寂光院の拝観時間
午前9時より午後5時まで(冬季は午後4時半まで)
寂光院の拝観 600円
寂光院の所在地 京都市左京区大原草生町676
寂光院への公共交通機関
京都駅前から京都バス大原行きに乗車「大原」下車、
道標に従って徒歩約15分
(バスは京都駅前より約1時間
昼間は20分毎発車、580円)
寂光院の由緒
山門に続く石段の脇に続く黄葉が美しく、誰もがカメラを向けたくなる光景です。四方正面の池や本堂、鐘楼などを飾る紅葉が晩秋の境内を華やかに彩っています。
平成12年(2000)5月9日に出火し、歴史を今に伝えてきた本堂などの貴重な文化財が焼失しました。現在見られる新しい本堂と本尊は焼損から5年後の平成17年6月に再建されたもので、史実にしたがって旧堂と同じく桃山建築の様式に再現されているといわれます。創建時から伝えられて来た聖徳太子の作といわれる重要文化財の旧本尊・六万体地蔵尊は火災による損傷がはげしく収蔵庫に安置されていて、残念ですが本堂で拝することはできません。
天台宗の尼寺で、清香山玉泉寺(せいこうざんぎょくせんじ)が正式名ですが、一般には寂光院と呼ばれています。創建は古く、今から約1400年も前の推古2年(594)に聖徳太子が父の用明天皇の菩提を弔うために建立たのがこの寺の始まりです。その後、皇族貴族の姫君が住職を勤め上げて法燈を伝えて来た由緒ある寺院です。文治元年(1185)に平清盛の娘、建礼門院が壇ノ浦で滅亡した平一門と子・安徳天皇の菩提を弔うために尼僧となり、終生ををこの寺で過ごしたことはよく知られています。平家物語の「大原御幸(おおはらごこう)」は翌年の文治2年(1186)に後白河天皇が御幸されたことに由来します。
寂光院の紅葉の大きな写真は寂光院をクリックしてください。