南禅寺の在地 京都市左京区南禅寺福地町86
南禅寺の宗派 臨済宗南禅寺派大本山
南禅寺方丈、庭拝観 500円(塔頭の庭は別途)
南禅寺三門楼上拝観 500円
拝観時間
午前8時40分より午後5時
(冬期(12月より2月)は午後4時半まで)
南禅寺への公共交通機関
市営地下鉄東西線「蹴上(けあげ)」下車、徒歩約8分
南禅寺(なんぜんじ)の由緒
南禅寺の建物は応仁の乱の兵火でことごとく焼亡してしまいましたが、南禅寺三門は徳川の時代、寛永5年(1628年)に藤堂高虎の寄進によって再建されました。五間三戸で高さが22メートルあり、重い楼上を支える太い柱がことのはか印象的です。廻り縁から眼下に京都の街や西山連邦の絶景を見渡せる楼上は500円の拝観料で登る事ができます。楼上内部は鳳凰や天人の絵が華麗に描かれていて、狩野探幽など狩野派の筆といわれています。左右の十六羅漢にはさまれて宝冠釈迦坐像がお祀りされている五鳳楼は重厚な三門の外観からは想像できない、静かなたたずまいを感じさせます。
南禅寺は臨済宗南禅寺派の大本山です。今から700余年前の正応4年(1291年)亀山法皇が造営し離宮として使っていた地を賜わり、寺院に改めたのが南禅寺の始まりです。中世五山制度では「五山之上(ござんのじょう)」という最高位に列せられた禅寺です。
国指定名勝の大方丈前の庭園は禅宗の庭としての枯山水形式で江戸初期の代表作といわれ、小堀遠州作の「虎の子渡し」の名でよく知られています。広い砂の空間と6つの石と樹木が一隅にまとめられた静かな情景が眼の前に広がります。
塔頭の庭などの写真とくわしい由緒等は南禅寺の紅葉をご覧ください。