化野念仏寺(京都市右京区)

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化野念仏寺(あだしのねんぶつじ)

 

化野念仏寺(あだしのねんぶつじ)

化野念仏寺の拝観料 500円
千灯供養参拝 1000円(8月23、24日)
化野念仏寺の宗派 浄土宗
所在地
京都市右京区嵯峨鳥居元化野町17
化野念仏寺の拝観時間
 
朝9時より夕4時30分
  (冬12月〜1月は夕3時30分受付終了)
 4月・5月・10月・11月の土日祝は受付終了を
 夕5時までに延長
化野念仏寺への公共交通機関
 京都駅から京都バス72系統 嵐山・清滝行きに乗車
 「鳥居本」下車、徒歩約5分

化野念仏寺(あだしのねんぶつじ)の由緒

 紅葉の下に数えきれないほどの石塔や石仏が累々と敷きつめるように並ぶ、異様ともいえるような光景が目の前に広がります。京都はその昔、小倉山の麓の化野(あだしの)のあたりは北の蓮台野(れんだいの)、東の鳥辺野(とりべの)と並ぶ埋葬地でした。古くは風葬、そして土葬と変わり霊を弔う為の無数の石仏が年を経るとともに無縁仏となり散らばったり、土に埋まった状態になっていました。
 化野念仏寺に掲示されている京都市の駒札説明板(由緒書)によると、弘仁(こうにん)年間(810〜824)に弘法大師がこの地に葬られた多くの死者の霊を弔うために創建した五智山如来寺がこの寺の始まりとされています。その後、鎌倉時代に法然上人の念仏道場となり浄土宗に改められ、寺号も華西山東漸院(かさいざんとうぜんいん)念仏寺となり、今に続いています。化野念仏寺は仏教界の偉大な二人の先達、弘法大師、法然上人にゆかりのある寺院です。
 境内には化野周辺から出土した無数の石塔や石仏が立ち並び、賽の河原はこんなものかと思わせるような光景です。散乱していた石塔や石仏を今の形に整頓して並べられたのは明治の中頃だそうです。毎年8月23、24日には「千灯供養(せんとうくよう)」が行われ、八千体にも及ぶ無縁の石仏等に灯が供えられ、暗闇に無数のろうそくの炎がゆらぐ幽玄の世界が広がり、多くの参詣者でにぎわいます。
 別サイトの化野念仏寺の頁は大きな紅葉の写真をご覧頂けます。

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