曼殊院門跡の宗派 天台宗
曼殊院門跡の所在地 京都市左京区一乗寺竹の内町42
曼殊院門跡の拝観料 600円
曼殊院門跡の拝観時間 朝9時より夕4時半受付終了
曼殊院門跡への公共交通機関/
市バス「一乗寺清水町」下車、東へ徒歩約20分
(京都駅前より市バス5系統に乗車)
叡山電車「修学院」下車、徒歩約20分
曼殊院門跡の由緒
曼殊院門跡は青蓮院、三千院、毘沙門堂、妙法院と並ぶ天台宗五箇室門跡の一つに数えられる天台宗の古寺名刹で、最澄が比叡山に建立した一宇が寺の始まりとされています。初代に門主を務めた是算国師(ぜさんこくし)が菅原道真にゆかりのある家系の出身であったことから北野天満宮との関係が深く、境外の弁天島には弁財天と並んで天満宮もお祀りされています。
国宝に指定されている絹本着色不動明王像はその色から「黄不動」と呼ばれ、青蓮院門跡(しょうれんいんもんぜき)の「青不動」とともに最高の名品と並び称されています。大書院、小書院ともに国の重要文化財に指定されており、室内の欄間や金具などが気品のある美しさで作られています。
国の名勝に指定されている枯山水庭園は、秋には白砂と霧島つつじの緑に鮮やかな紅葉が映えて優雅な空間を造ります。書院の南側に広がるこの庭園は小堀遠州の作庭と伝えられ、深山と水を表現しいるそうです。白砂で川や池を表し、鶴島と亀島の二つの島と石橋が配され、建物は船に見立てられているといわれます。境外の弁天島の紅葉も見事で赤と黄の美しいコントラストが楽しめ、多くの紅葉見物の人たちで賑わいます。
別ページの曼殊院の紅葉の写真もご覧ください。