二尊院の所在地 京都市右京区嵯峨二尊院門前長神町27
二尊院の宗派 天台宗山門派
二尊院の拝観時間 朝9時より夕4時半まで
二尊院の拝観料 500円
二尊院への殿舎とバス
京福電鉄嵐山線「嵐山」下車、徒歩約20分
JR嵯峨野線「嵯峨嵐山」下車、徒歩約20分
市バス「嵯峨釈迦堂前」下車、徒歩約10分
二尊院(にそんいん)の由緒
二尊院は小倉山と号し、平安初期の承和八年(841)に嵯峨天皇の勅願により慈覚大師が建立した天台宗山門派の寺院です。その後の永い間、荒れたままになっていたのを法然上人の高弟湛空(たんくう)が再興しました。二尊院の名は本尊に釈迦如来と阿弥陀如来の二尊をお祀りしてあるのに由来します。二尊教院華台寺(けだいじ)が正しい名前です。
嵯峨嵐山地区では少し遅れて咲く桜は二尊院の春の境内を白や紅色に彩ります。
紅葉の美しい嵯峨、嵐山地区でもひときわ見事といわれる二尊院の「紅葉の馬場」は、総門から西へ真直に伸びるおよそ200メートルの参道で、左右から覆う紅葉には迫力さえ思います。本堂の向かいに建つ唐門とそれに続く白壁から覗く赤い紅葉や、九頭龍弁天堂や茶室の御園亭を飾る紅葉など、広い境内が紅葉に包まれます。本堂(京都市指定文化財)裏の小高い山は小倉山で、百人一首に「小倉山 峯のもみじ葉 心あらば 今一度の 御幸またまん」と詠まれ、古来より紅葉の名所として知られています。この小倉山には藤原定家が百人一首を撰んだ時雨亭があったとされています。
急流を巧みな竿さばきで下る「保津川下り」の原型の保津川水運の発展に貢献した角倉了以の墓はこの二尊院にあります。
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