永観堂の宗派
浄土宗西山禅林寺派総本山
永観堂の所在地
京都市左京区永観堂町48
永観堂へのバス
市バス「南禅寺・永観堂道」下車
(京都駅前から市バス5番に乗車)
永観堂の拝観時間
午前9時より午後5時
永観堂の拝観料
600円(11月のみ1000円)
永観堂(えいかんどう)の由緒
無量寿院禅林寺(ぜんりんじ)が正しい名前ですが、もみじの「永観堂」と呼ばれて親しまれています。永観堂は浄土宗西山禅林寺派の本山です。創建の歴史は古く、平安初期の仁寿3年(853)に弘法大師の弟子の真紹が藤原関雄の山荘を譲り受けたのが寺の始まりとされています。
東山の起伏のある山腹に建つ諸堂をつなぐ階段状の廊下は臥龍廊と呼ばれています。阿弥陀堂(本堂)は慶長12年に建てられました。有名なご本尊の「みかえり阿弥陀」は高さが約80センチで平安時代後期に造られました。厨子の右側が開けられており、振り向かれたお顔を拝することもできます。
東山の麓に並んで建つ名刹古刹の中でも群を抜いて紅葉の規模が大きく、「いろはもみじ」の樹種を中心に約3000本もの紅葉が晩秋の諸堂が建ち並ぶ寺域を紅く染めます。放生池の傍から多宝塔を見上げると、紅く燃え上がる紅葉の海の美しさは迫力さえおぼえます。多宝塔へ登る石階段を彩る紅葉は、永観堂が建立される前にこの地を詠んだと伝えられている古今集の藤原関雄の歌「おく山の岩がき紅葉散りぬべし 照る日の光見る時なくて」から「岩垣もみじ」と呼ばれています。
別サイトの永観堂の紅葉のページもご覧ください。
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