相国寺の宗派 臨済宗相国寺派大本山
相国寺の拝観 境内自由
相国寺の法堂・方丈、承天閣美術館 有料
相国寺の所在地
京都市上京区今出川通烏丸東入ル相国寺門前町701
相国寺への公共交通機関
今出川通を走る市バス「同志社前」下車、徒歩約5分
相国寺の由緒
萬年山相国承天禅寺が正しい寺名で、足利義満(室町幕府第三代将軍)により創建された名刹です。明徳3年(1392)の完成までには10年の歳月を要したそうです。禅宗京都五山の一つに列せられ、天龍寺に次ぐ2位を誇り、金閣寺、銀閣寺を境外頭塔に持つ大寺院です。創建当時の境内は今よりはるかに広く、現在の同志社大学今出川キャンパスも寺域に入っていたようで、落雷により焼失した七重塔は100メートルを超える高さが見上げられました。
相国寺も京都の他の寺院と同じく応仁の乱で堂宇のすべてが焼失しましたが、豊臣秀頼により慶長10年(1605)に再建された無畏堂(むいどう)と呼ばれる法堂が国の重要文化財に指定され、寺域で最も古い建物の遺構です。本尊釈迦如来像が安置され、南を向いて建つ壮大な法堂の天井には狩野光信(安土桃山時代の画家)により直径約9メートルの蟠龍図が描かれ、龍図に向かって手を打つと反響し「泣き龍」と呼ばれて有名です。
徳川家康によって再建された三門は今はありませんが、秋遅くには三門跡や仏殿跡の紅葉が赤く染まり、青松が茂る林の中で彩りを添えています。
前祭と後祭に巡行する祇園祭山鉾33基の写真は
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