引接寺の宗派 高野山真言宗
引接寺千本ゑんま堂の所在地
京都市上京区千本通鞍馬口下る閻魔前町34
(千本通の西側歩道より入ります。)
引接寺千本ゑんま堂への公共交通機関
千本通を走る市バス「乾隆校前」下車すぐ
京都駅前より市バス206系統に乗車
引接寺、千本ゑんま堂の由緒
小野篁卿(802〜853)が造ったといわれる大きな閻魔法王が本尊に祀られている為に「千本ゑんま堂」の名で親しまれ、お詣りの人が絶えません。光明山歓喜院引接寺(こうみょうざんかんきいんいんじょうじ)と号する寺院で、この世とあの世を自由に往来し夜は閻魔之廰(えんまのちょう)に仕えていたといわれる小野篁が、朱雀大路頭(すざくおおじかしら、現在の千本通の北)に閻魔法王を安置したのがこの寺の始まりとされています。現在本堂に安置されている閻魔法王像は高さが2.4メートルもある大きなもので、長享2年(1488)に造られたもので、お顔だけは拝せますが、志納料を納めると閻魔法王の全体像と両脇に控える検事役の司命尊と書記役の司録尊も拝することができます。
国の重要文化財に指定されたいる紫式部供養塔の傍で、4月の中下旬に咲く
「普賢象桜(ふげんぞうざくら)」は、双葉を従えて八重の花が咲き、散り際には花ごとポトリと地に落ちる珍しい桜です。かってはこの桜が千本もあったことと、精霊供養の卒塔婆も千本あったとかで、これが京の町を南北に走る現在の千本通の名に由来したといわれます。
京都市無形文化財に指定されている
千本ゑんま堂大念佛狂言が毎年5月1日〜4日に行われます。京都三大念佛狂言のうちで千本ゑんま堂の狂言だけが有言劇です。 京都三大念佛狂言は壬生寺と嵯峨釈迦堂(清涼寺)で演じられる狂言です。