法観寺の宗派
臨済宗建仁寺派
法観寺の拝観
400円(八坂の塔の2層目まで上れます。)
法観寺の所在地
京都市東山区清水八坂上町388
法観寺への公共交通機関
東大路通を走る市バス「清水道」下車、徒歩約5分
八坂塔、法観寺の由緒
高さ46メートルの五重塔は東山を背にして、祇園、八坂地区の家並みから背伸びをしています。春には桜の花が塔を飾ります。
重要文化財に指定されている純和様建築の八坂の塔は度々の火災で再建されていますが、白鳳時代の建築様式を忠実に再現して建てられています。現在見られる塔は永享(えいきょう)12年(1440)に足利義教(よしのり)によって再興されたものです。本瓦葺き五層、方6メートル、高さ46メートルで、この辺りの景観に欠かせない存在となっています。塔内に本尊五智如来像五体(大日(だいにち)、釈迦、阿しゅく、宝生(ほうしょう)、弥陀(みだ)が安置され、須弥壇の下には創建時のものと思われる飛鳥時代の古い松香石(凝灰岩の一種)製の大きい中心礎石があります。
法観寺は霊応山(れいおうざん)と号し、臨済宗建仁寺派の寺院です。寺伝では、聖徳太子が如意輪観音の夢のお告げに従い五重塔を建立して仏舎利を納めたといわれています。往時は四天王寺式の伽藍を建て揃え延喜式七ヶ寺の一つに数えられるほどに隆盛を極めましたが、今は五重塔(八坂の塔)と太子堂、薬師堂を残すのみとなっています。重要文化財の紙本着色(しほんちゃくしょく)八坂塔絵図は塔を中心に当時の社寺を描いたもので、ほかに足利義教画像、法観雑記など貴重な文化財を京都国立博物館に寄託して保存しています。木曽義仲の首塚が境内の東奥にあります。
7月17日と24日に巡行する祇園祭山鉾33基の写真は
京都祇園祭山鉾巡行33基写真集でご覧ください。